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2008年07月26日

韓国の小学生が学ぶ「李朝家具の精神」



今回は年齢の話題とは少し離れるのですが、韓国で小学生に伝統的な学生服を身に着けて昔ながらの礼儀作法や礼節などを教えている、というニュースを。

子どもたちに自国の文化的・精神的ルーツを教えるというのは素晴らしい考え方だと思うのですが、この場合、伝統的な韓国っていうのはいつぐらいの話なのでしょうか?

韓国の服飾史に詳しいわけではないので衣服から時代を特定することは出来ないのですが、今でも李子朝鮮の時代を「朝鮮時代(チョソンシデ)」と呼ぶことから考えても、14世紀末から20世紀初頭まで朝鮮半島を支配した李氏朝鮮のことではないかと想像がつきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/李子朝鮮

李氏朝鮮が朝鮮文化の形成にあたって果たした役割については今さら語るまでもないのですが、じゃあ李氏朝鮮がどんな文化だったのか、というと日本人であるこちらにはなかなか直感的には理解できないところがあります。

ただ、李氏朝鮮の華(一番目立つ部分といった程度の意味です)が両班(ヤンバン)文化だとすれば、両班文化のグラフィカルなアイコンである李朝家具を見ることで、なんとなく李氏朝鮮の精神が直感的に理解できるのではないか、とも考えられるのです。

というわけで韓国の小学生が学んでいる古き良き韓国のアイコンである李朝家具の紹介ページを探したのですが、よいページが見つかりません。


そこでむりやり引っ張ってきたのがこのページ。
「朝鮮王朝時代の家具(李朝家具) NHK『美の壷』File8」
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20060526.html

文人であったヤンバンたちの理想、 「清雅(せいが)」そして 「簡潔」という言葉にあります。
まずは「清雅」。ヤンバンは、国の官僚として、常に清らかであり、また貴族として雅であることを求められました。
次に「簡潔」。簡素にして、潔いという意味です。ヤンバンたちは、儒教の教えに従い華美であることを 戒めました。


ヤンバンと家具をシンクロさせながら李子朝鮮の精神を語っているのですが、ウィキペディア(Wikipedia)のやや偏った生硬な朝鮮観より、よっぽど素直に朝鮮文化の本質に近づいていると思います。

清らかで雅、簡素にして潔い。
あくまでも私の個人的な感想に過ぎませんが、韓国の小学生が学んでいるのも、まさにこの「李朝家具」の精神ではないでしょうか。


ラベル:教育
この記事へのコメント
神は細部に宿る・・・といいますが、
家具ですか・・・。斬新な切り口ですね。

当時の日本人の支配層も「李朝家具」を
大変な憧れをもって眺めていたんじゃないかな?と想像しました。

勉強になりました。
Posted by sartore66 at 2008年07月26日 19:46
コメントありがとうございます。

李朝文化と日本人との関係、すごく興味深いテーマですね。

家具だけではなく、李朝時代の建物は日本人が見てもどこか懐かしい感じがして魅力的ですし、李朝的価値観を受け継ぐ韓流ドラマも日本女性の心をとらえてやみません。
なぜ李子朝鮮の文化が日本人まで強く惹きつけるのか、いろいろと知りたい気持ちが沸き上がってきます。
Posted by f@saiz at 2008年07月27日 08:47
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